
前回の引き続き、バイオクロマトのものづくりシリーズ第2弾をやっていきます。
今回は削りと研磨の技術についてご紹介します。
バイアル瓶などのような容器の内部は、底面と側面の接合部分が直角だと思いますが、その角に溜まっている試料を取り出すのに苦労していませんか?弊社開発部のYさんがこのような問題に直面する場合が多いと話してくださいました。
そこで、開発部のNさんに相談したところ、スパーテルを削り、先端を尖らせたものを持ってきました。
Yさんがそれを試しに使ってみました。バイアル瓶の角の試料をサンプリングしやすくなったり、サイズが小さいサブミリオーダーの試料も簡単に取ったりすることができました。
本稿は、弊社内で先端が尖らせたスパーテルをご紹介します。
素材は市販で購入できるようなミクロスパーテルを使用しています。
ミクロスパーテルは、片側は小さい薬さじで、反対側はヘラ状の金属製の実験器具です。

削りは「両頭グラインダー」で!
削る様子の動画をご覧ください。少しずつですが、確実にいらないところを削っていきます。
ちなみに、回転する機会を使用する時に巻き込まれる危険があるので、手袋や軍手をしちゃいけないらしいです!

続いて、粗研磨とバフ研磨は「ハンドグラインダー」で磨きます。

削った前後、そして削った後のものの研磨の前後を以下のように示します。
原型のスパーテルは耳かきのような形をしていますが、削った後のスパーテルは幅が細くなり、先端が尖ったものになりました。

カメラに限界がありますので、顕微鏡でスパーテルの表面を観察していきましょう!
画像は以下のようです。いかがでしょうか?
意外と研磨は効いており、研磨前後でこんなに差があります!研磨した後はピカピカですね~

削った後、研磨前のスパーテル

削った後、研磨後のスパーテル
この記事を「見ましたよ!」という方々、弊社に見学にいらっしゃる際にぜひお声掛けくださいませ!
今回の記事の作成にあたって、開発部のYさんとNさん、ご協力をありがとうございました!

